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研究室紹介
本研究室は、2012年4月に金仁華博士が教授として着任してからスタートしました。その前身は、高分子化学分野で卓越した成果を成し遂げた故・西久保忠臣先生の研究室でした。西久保先生は、「感光性」と「機能性高分子」をキーワードに、神大を誇りとする数百名の弟子を育成し、その多くは日本の化学産業で逞しく活躍しています。金博士も、20数年前、西久保研究室にて2年間ポストドクターを経験したことがあり、神大を酷愛した西久保先生の教育・研究理念にかねてから影響を受けました。
時代は変わり、化学は細分化された専門からそれらが有機的に統合される方向へ変身しています。「機能性高分子」は新しい研究室においても変わらないキーワードです。しかし、材料という視点で化学を見つめると、これからの化学産業には、製品開発といった「モノづくり」のプロセスにおいて絶えずイノベーションが要求されます。それゆえに、研究室の最大の課題の一つは、新しい思考方式と発想力を有する若い人材を社会に送り出すこと、と言っても過言ではないと思います。
本研究室では、「○○化学」というより、「化学」そのものを一つのステージに、ベクトルは「ナノ構造材料」に特化しています。それを経験する過程において、思想する力、新しいスキール及び環境適応能力を若い学生諸君に求めます。研究室に配属された学生諸君にとって、卒業研究は目的ではなく、人生の通過すべきステーションであり、またそこから再出発するための手段になります。研究室は限られた時間と空間で構成されていますが、己をそこに置くことで、未来を想像することができます。さあ、一緒にエンジョイしましょう、化学を、ナノを。そして夢を描きましょう!
Jin Lab History
2012年4月 金仁華教授 就任(PD1人、修士課程7人、学部5人)
2013年4月 齋藤美和博士 助教着任(PD2人、修士課程4人、学部12人)
2014年4月 (PD2人、修士課程4人、学部14人)
2015年3月 齋藤美和助教 本橋研究室に転出
2015年4月 貝掛勝也博士 教務技術職員着任(PD2人、博士課程1人、修士課程6人、4年11人)
2016年4月 (PD1人、博士課程1人、修士課程7人、学部13人)
2017年4月 (PD1人、博士課程2人、修士課程8人、学部11人)
2018年4月 (博士課程2人、修士課程7人、学部12人)
2019年4月 (博士課程3人、修士課程2人、学部11人)
2020年4月 (博士課程2人、修士課程3人、学部8人)
2021年4月 原口佳子秘書 退職(PD1人、博士課程1人、修士課程4人、学部12人)
2022年4月 平松麗子秘書 着任(博士課程1人、修士課程4人、学部10人)